医療法人社団優希会 すぎはらこどもクリニック

西東京市西原町の小児科 医療法人社団優希会 すぎはらこどもクリニック

〒188-0004 東京都西東京市西原町5-1-17
TEL 042-451-8680
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主な感染症 

RSウイルス感染症

 以前は初冬に流行していましたが、近年夏から秋にピークがシフトしています。何度も感染し2回目以降の年長児では発熱や咳、鼻水など比較的軽くすみます。しかし1歳半頃までの初感染では症状がひどく、細気管支炎になりやすく、呼気性喘鳴、多呼吸、陥没呼吸などが強くなり、ミルクが十分に飲めなくなったり無呼吸発作をおこすようだと入院治療が必要です。
特に低出生体重児や、心臓に病気があるお子さんでは重症化しやすいです。
当院では鼻腔分泌液から迅速診断(約5分)を行い、早期に診断確定することで適切な対応をしています。
 特効薬はありませんが、喘息の治療薬(オノン)や自宅での吸入療法(気管支拡張剤や吸入ステロイド剤)等の治療を行います。その後に反復性喘鳴(風邪を引くたびにゼーゼーいう)を繰り返すことがあります。

 

咽頭結膜熱(アデノウイルス感染症)

アデノウイルスの感染により発症。夏に流行するプール熱はよく知られており、咽頭炎と結膜炎(目やにや眼球充血)を合併しますが、咽頭炎のみや結膜炎のみの症状だったり、胃腸炎や肺炎をおこすものなどさまざまな症状で一年中発生します。症状は3-5日続く高熱に、咽頭痛や、目やに、下痢などを伴いますが、比較的元気なことが多いです。咽頭ぬぐい液や眼脂から迅速検査(約5分)が可能です。血液検査では白血球が増えたり、CRP(炎症反応)が高くなることが多いです。特効薬はなく抗生物質は効果がありません。症状が改善してから2日間は登校(園)停止です、しばらくはプールもやめましょう。

 

溶連菌感染症

A群連鎖球菌の感染によって発症し、初冬から梅雨頃まで年中流行しやすいです。咽頭発赤と咽頭痛が強く、つばを飲み込むとのどが痛いです。発熱や発疹、イチゴのような舌がみられます。のどを綿棒でこすった検体で迅速診断(約5分)が可能です。合併症としてリウマチ熱や腎炎を起こすことがあるため、熱が続くときや血尿が出るときは再診してください。当院では治癒後2回尿検査を行っています。
 治療は抗生物質がよく効き2日以内に解熱します。ペニシリン系抗生物質の10-14日の投与が一般的です。

 

感染性胃腸炎(ロタウイルス感染症)

冬から春にかけて流行するウイルス性胃腸炎で、初冬に流行しやすいノロウイルスに比べて子どもでは重症化しやすいです。嘔吐と発熱で始まり、白っぽい水様便が1日10回以上出ることもあり、脱水が強くなると点滴や入院治療が必要なこともあります。
便や、肛門に挿入した綿棒から迅速診断(約10分)が可能です。便から塩分を失いやすいので、OS-1のような経口補水液が脱水の予防に適しています。診察や尿検査等で脱水の兆候が強いときは、点滴をして入院を防いでいます。

 

インフルエンザ

冬に流行する風邪の親玉で、A型とB型があります。症状はいずれも、高熱や関節痛に咳や鼻水などの風邪症状を伴います。小児では脳炎という合併症が怖く、意識障害や痙攣などを伴い急激に状態が悪くなることがあり、注意が必要です。特にアセトアミノフェン以外の解熱鎮痛剤をインフルエンザに使うと、脳炎の発症が増えると報告されています。当院ではインフルエンザの流行時期以外も、アセトアミノフェン以外の解熱剤は処方しません。
鼻に入れた綿棒から迅速診断(約5分)が可能です。治療薬としては、タミフル、リレンザ、イナビル、ゾフルーザ、漢方薬麻黄湯などがあります。それぞれの薬について説明します。

  1. タミフル(カプセル、粉薬)
    5日間内服、吸入や錠剤が難しい年少児ではこの薬のみ。B型にやや効果が弱い。
  2. リレンザ(吸入薬)
    5日間の吸入、吸入薬のため5-6歳以上でないと上手に吸入できません。
  3. イナビル(吸入薬1回)
    吸入薬で1回の吸入で効果がある。吸入の失敗が不安。
  4. ゾフルーザ(錠剤)
    新薬で1回の内服で効果があります。嘔吐が強いと処方しずらい。
  5. 漢方薬 麻黄湯
    初期のインフルエンザに効果があり、インフルエンザに対する適応も通っています。効果はまずまずですが、漢方独特の味があり、やや飲みにくいです。