西東京市西原町の小児科 
医療法人社団優希会 すぎはらこどもクリニック

すぎはらこどもクリニック
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東京都西東京市西原町5-1-17

診療案内

小児科

当クリニックではお子さまの病気を全般を診療しています。中でも多いのは熱や咳、嘔吐、下痢などの感染症です。小さなお子さまはウイルス性の風邪や胃腸炎にかかりやすく、改善したと思ったらまた熱を出してしまうといったこともよくあります。急な熱や咳、嘔吐、下痢などで苦しむお子さまを見ていて、早くなんとかしてあげたいと不安になる親御さまの気持ちに寄り添いながら、丁寧な診察・検査でしっかり診断します。

赤ちゃんや小さなお子さまは、自分で自分の症状をうまく説明できません。病状を見極め、症状に応じた処置や薬の処方をする以外にも、ご自宅で親御さまができることなど、丁寧にアドバイスもしていきます。お子さまの健康について、心配なことがあれば、いつでもご相談ください。

子供の主要な感染症について

RSウイルス感染症

Respiratory syncytial virus(RSV)の感染により発症し、冬に流行します。何度も感染し2回目以降の年長児では発熱や咳、鼻水など比較的軽くすみます。しかし1歳半頃までの初感染では症状がひどく、細気管支炎になりやすく、呼気性喘鳴、多呼吸、陥没呼吸などが強くなり、ミルクが十分に飲めなくなったり無呼吸発作をおこすようだと入院治療が必要です。
特に低出生体重児や、心臓に病気があるお子さんでは重症化しやすいです。
当院では鼻腔分泌液から迅速診断(約15分)を行い、早期に診断確定できるよう対応しています。
特効薬はありませんが、当院では喘息の治療薬(オノン)や自宅での吸入療法(気管支拡張剤や吸入ステロイド剤)等の治療によって成果をあげています。またRSVによる細気管支炎が、その後に反復性喘鳴(風邪を引くたびにゼーゼーいう)を繰り返すことがあります。

咽頭結膜熱(アデノウイルス感染症)

約50種類あるアデノウイルスの感染により発症します。(つまり何度もかかります。)夏に流行するプール熱はよく知られており、咽頭炎と結膜炎(目やにや眼球充血)を合併しますが、咽頭炎のみや結膜炎のみの症状だったり、胃腸炎や肺炎をおこすものなどさまざまな症状で一年中発生します。症状は3-5日続く高熱に、咽頭痛や、目やに、下痢などを伴いますが、比較的元気なことが多いです。咽頭ぬぐい液や眼脂から迅速検査(約15分)が可能です。血液検査では白血球が増えたり、CRP(炎症反応)が高くなることが多いです。特効薬はなく抗生物質は効きません。症状が改善してから2日間は登校(園)停止ですし、しばらくはプールに入るのもやめましょう。

溶連菌感染症

A群連鎖球菌の感染によって発症し、初冬から梅雨頃まで年中流行しやすいです。咽頭発赤と咽頭痛が強く、つばを飲み込むとのどが痛いです。発熱や発疹、イチゴのような舌がみられます。のどを綿棒でこすった検体で迅速診断(約5分)が可能です。合併症としてリウマチ熱や腎炎を起こすことがあるため、熱が続くときや血尿が出るときは再診してください。当院では治療後2回尿検査を行っています。
治療は抗生物質がよく効き2日以内に解熱します。ペニシリン系抗生物質の10-14日の投与が一般的ですが、服薬が長期で大変なため、当院ではセフェム系抗生物質の7日間投与を行っています。

感染性胃腸炎(ロタウイルス感染症)

冬から春にかけて流行するウイルス性胃腸炎で、初冬に流行しやすいノロウイルスに比べて子どもでは重症化しやすいです。嘔吐と発熱で始まり、白っぽい水様便が1日10回以上出ることもあり、脱水が強くなると点滴や入院治療が必要なこともあります。
便や、肛門に挿入した綿棒から迅速診断(約10分)が可能です。便から塩分を失いやすいので、OS-1のような経口補水液が脱水の予防に適しています。診察や尿検査等で脱水の兆候が強いときは、点滴をして入院を防いでいます。

インフルエンザ

冬に流行する風邪の親玉で、A型とB型があります。症状はいずれも、高熱や関節痛に咳や鼻水などの風邪症状を伴います。小児では脳炎という合併症が怖く、意識障害や痙攣などを伴い急激に状態が悪くなることがあり、注意が必要です。特にアセトアミノフェン(アンヒバ、アルピニー、カロナールなど)以外の解熱鎮痛剤をインフルエンザに使うと、脳炎の発症が増えると報告されています。当院ではインフルエンザの流行時期以外も、子どもにはアセトアミノフェン以外の解熱剤は処方していません。
鼻に入れた綿棒から迅速診断(約10分)が可能です。治療薬としては、タミフル、リレンザ、イナビル、シンメトレル、漢方薬麻黄湯などがあります。それぞれの薬について説明します。

  1. タミフル
    発熱期間を1-2日短くしますが、転落等の異常行動との関連が疑われており、10歳代の児に対しては処方しづらいです。
  2. リレンザ
    タミフルと同等の結果が期待できますが、吸入薬のため5-6歳以上でないと上手に吸入できません。
  3. イナビル
    吸入薬で1回の吸入で作用がある。吸入の失敗が心配
  4. 漢方薬 麻黄湯
    初期のインフルエンザに作用があり、インフルエンザに対する適応も通っています。漢方独特の味があり、やや飲みにくいです。

麻疹(はしか)

原因:麻疹ウイルス
潜伏期間:10-12日くらい
症状:カタル期・・・発熱(38度くらい)、咳、鼻水、眼脂などの風邪症状で、麻疹の診断をするのは難しいです。3日目頃から口の中にコプリック班という白い斑点が出来ます。
発疹期・・・少し熱が下がった後、全身に発疹が出て熱が40度くらいになります。
回復期・・・発疹はつながり暗紫色となり、約1週間後に熱が下がります。
肺炎や中耳炎、まれに脳炎を引き起こすこともあり、全身状態が悪く入院が必要になることも多いです。
治療:特効薬はありません。熱や風邪症状を抑える対症療法が中心です。水分を十分に与えましょう。
予防:感染力が非常に強いです。1歳になったらすぐに、また小学校入学前1年間の間に2回MRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)を接種しましょう。

風疹(三日はしか)

原因:風疹ウイルス
潜伏期間:14-21日
症状:全身に広がる細かい発疹と発熱、首のリンパ節の腫れ
先天性風疹症候群:妊婦さんが妊娠初期に風疹にかかると、生まれてくる子供に眼、耳、心臓などに障害をきたすことがあります。
治療:特効薬はありません。
予防:MRワクチン。世界中から風疹の患者さんを撲滅し、先天性風疹症候群の赤ちゃんをなくすことが目標です。
39才以上の男性の無料接種が開始されます。

みずぼうそう(水痘)

原因:水痘・帯状疱疹ウイルス
潜伏期間:14-21日
症状:かゆみのある水疱が全身にでて、その後破れてかさぶたになります。発熱を伴うこともあります。首のリンパ節が腫れます。(熱がなければお風呂は入っても良いですが、ゴシゴシこすらないようにしましょう。)
帯状疱疹:病気がなおった後神経に潜伏し、免疫力が低下した時に神経に沿って発疹が出ます。痛みを伴うこともあります。
治療:ゾビラックスという薬の内服で軽症化できます。かゆみを抑える塗り薬(カチリ)
予防:ワクチンが有効です。かかっても軽くすむので、アトピーなどで皮膚の弱いお子さんや女の子は集団生活を始める前にワクチンを接種しておきましょう。1才以上は無料接種(2回)

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)

原因:ムンプスウイルス
潜伏期間:14-21日
症状:両側または一側の耳下腺(耳の下)や顎下線(顎の下)の腫れで、痛みが強く食事が十分取れないこともあります。1週間くらい腫れがひくまで登校(園)停止です。
治療:痛みに対する痛み止めが中心です。抗生剤を飲んですぐに腫れがひく場合は、反復性耳下腺炎という細菌感染で、繰り返すことも多いです。
合併症:髄膜炎を合併しやすく、嘔吐や発熱、頭痛が強いときは早めに再診しましょう。難聴になることもあり、かからないほうが良い病気です。
予防:ワクチンが有効で、かかっても軽くすむことが多いです。

ヘルパンギーナ

原因ウイルス:コクサッキーA型B型、エコーウイルスなど
潜伏期間:2-4日
症状:のどちんこの周囲の粘膜に発赤、水疱、潰瘍ができ痛みで食事や水分摂取が十分できなくなります。3日程度の熱が出ることもあります。
治療:特効薬はありません。水分摂取が十分できないと、脱水になることもあり、注意しましょう。症状が軽ければ登園してもかまいません。

手足口病

原因ウイルス:コクサッキーA型、エンテロウイルス
潜伏期間:2-7日
症状:手のひらや足の裏、口の中などに水疱が出来ます。水疱が破れて潰瘍になると痛みが強いです。熱が出ることもあります。
治療:特効薬はありません。口内炎用のステロイド軟こうを処方することがあります。水分摂取に気をつけましょう。症状が軽ければ登園してもかまいません。

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