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- 感染症情報(第12週)
当院での1週間あたりの発生数(R6.3.23)
R S ウ イ ル ス 感 染 症 |
咽 頭 結 膜 熱 |
溶 連 菌 感 染 症 |
感 染 性 胃 腸 炎 |
水 痘 |
手 足 口 病 |
伝 染 性 紅 斑 |
突 発 性 発 疹 |
百 日 咳 |
風 疹 |
ヘ ル パ ン ギ | ナ |
麻 疹 |
流 行 性 耳 下 腺 炎 |
イ ン フ ル エ ン ザ A |
イ ン フ ル エ ン ザ B |
新 型 コ ロ ナ |
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3/11 ~ 3/16 |
0 |
3 |
7 |
14 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
54 |
7 |
3/18 ~ 3/23 |
0 |
2 |
3 |
5 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 | 0 |
0 |
0 | 0 |
4 |
34 |
3 |
小児への特効薬はありません。5類に変更になり5日間の出席停止に変更されました。マスクは10日間着用してください。
インフルエンザ
インフルエンザはやっと減ってきました。ほとんどがB型です。当院ではインフルエンザと新型コロナウイルスを綿棒1本で同時に検査できます。吸入の可能な小学生以上ではリレンザやイナビルを、吸入のできない年少児ではタミフルの粉薬を中心に処方しています。うがいや手洗い等で感染予防に努めましょう。発症後5日間かつ解熱後2日(未就学児は3日)は出席停止です。
アデノウイルス感染症
アデノウイルス感染症は減っています。咽頭結膜熱やプール熱ともいわれ暑くなると増えてきます。高熱が3-5日続き、目やにや目の充血を伴うことが多いです。喉から迅速検査が可能です。抗生物質は効きません、症状消失後、2日間出席停止です。
RSウイルス感染症
RSウイルス感染症が増えてくるかもしれません。咳と発熱に喘鳴(ゼーゼー)を伴い、乳児で哺乳が十分に出来なくなると入院治療が必要になることもあります。特効薬はありませんが、ステロイドの吸入や喘息の薬(オノン)の内服がやや作用があります。綿棒1本でコロナとRSウイルスの同時検査が可能です。
感染性胃腸炎
感染性胃腸炎は増えています。寒くなるとノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス性胃腸炎が流行します。整腸剤や吐き気止めの漢方薬(五苓散)などを処方しています。水分と塩分をしっかり取りましょう。ポカリの2倍以上塩分の入ったOS-1の飲用をおすすめします。食欲が出てきて下痢が止まるまでは保育園も休ませましょう。
溶連菌感染症
溶連菌感染症は増えています。のどの痛みに、発熱や発疹を伴います。迅速診断(約5分)が可能です。抗生剤を最低1週間しっかり飲みましょう。腎炎の合併症があるため、治癒後2回尿検査をします。
水痘(水ぼうそう)
水痘(水ぼうそう)が久しぶりに出ています。2回接種したお子さんでもかかることもあります。バルトレックスやゾビラックスという特効薬があり、早めに飲むと軽く済みます。
ヒトメタニューウイルス
発熱に咳を伴います。コロナやインフルエンザに似ています。迅速診断が可能です。抗生剤は効きません。増えてきそうです。
ヘルパンギーナ
夏風邪の一種で、発熱とのどちんこの周囲に水疱ができ、痛くて食事がとれなくなることがあります。特効薬はありません。減ってきました。
夜尿症
夜尿症の治療も行っています。小学生以上で週に数回以上夜尿がある場合は、恥ずかしがらずに相談してください。暖かくなると、治療の影響も出やすいです。原因として、膀胱機能が悪い場合、夜間尿量が多い場合、それらが混合した場合などがあります。その子にあった治療をしていますので、ご相談してください。夏休みの合宿やお泊まり保育が心配なお子さんは、早めに相談してください。
気管支喘息
気管支喘息の治療も行っています。当院ではガイドラインにのっとった、発作を予防する治療(抗ロイコトリエン薬と吸入ステロイド)を行っています。調子が良いからといって、勝手に薬をやめないように、予防が大事です。こまめに掃除もしましょう。
起立性調節障害
起立性調節障害の症状で来院されるお子さんがいます。急に立ち上がったり、立ち続けているとフラフラしたり、お風呂上りにめまいがしたり、朝起きが悪いお子さんはこの病気かもしれません。暑くなってくると特に症状がでやすいです。お薬もありますので、ご相談してください。
花粉症
花粉症で来院される患者さんが多いです。眠気の少ない内服薬や1日2回の点眼で済む目薬などを処方しています。ひどい方は舌下免疫療法も行っています、花粉飛散シーズンの終わった6月から開始しますので、ご相談してください。