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- 感染症情報(第2週)
当院での1週間あたりの発生数(R3.1.16)
R S ウ イ ル ス 感 染 症 |
咽 頭 結 膜 熱 |
溶 連 菌 感 染 症 |
感 染 性 胃 腸 炎 |
水 痘 |
手 足 口 病 |
伝 染 性 紅 斑 |
突 発 性 発 疹 |
百 日 咳 |
風 疹 |
ヘ ル パ ン ギ | ナ |
麻 疹 |
流 行 性 耳 下 腺 炎 |
M C L S 川 崎 病 |
不 明 発 疹 症 |
イ ン フ ル エ ン ザ |
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1/4 ~ 1/9 |
0 | 0 | 0 | 4 | 0 |
0 |
0 |
1 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1/12 ~ 1/16 |
0 |
0 |
0 |
3 | 0 |
0 |
0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
新型コロナウイルスの流行が心配されます。寒くなり、発熱や咳等風邪症状で受診されるお子さんが増えています。新型コロナウイルスでは子供は重症化することは少ないようですが、今後の流行状況に注意しましょう。
発熱や咳のある患者様と慢性疾患の患者様の来院時間を分けています。ご注意ください。
当院でも新型コロナウイルスの唾液PCR検査や鼻腔抗原定性検査ができます。
発熱や咳のある患者様は院外ベランダや、自家用車内での診察を行っています。また、院内への入室が不安な慢性疾患の患者様も、院外や車内での診察・処方に対応します。症状が安定している場合ご家族だけで処方箋を取りに来られても結構です。
手足口病
手足口病はいません。1-2日の発熱に手足の水泡、口内炎ができます。特効薬はありません。熱がなく食事がしっかりとれて元気なら登園可能ですが、できれば数日休ませましょう。
アデノウイルス感染症
アデノウイルス感染症はいません。咽頭結膜熱やプール熱とも言われ暑くなると増えてきます。高熱が3-5日続き、目やにや目の充血を伴うことが多いです。喉から迅速検査が可能です。抗生物質は効きません、症状消失後、2日間出席停止です。
RSウイルス感染症
RSウイルス感染症はいません。例年初冬に流行するのですが、近年夏から(今年は梅雨から)流行します。咳と発熱に喘鳴(ゼーゼー)を伴い、乳児で哺乳が十分に出来なくなると入院治療が必要になることもあります。特効薬はありませんが、ステロイドの吸入や喘息の薬(オノン)の内服がやや作用があります。鼻腔分泌物から迅速検査が可能です。
感染性胃腸炎
感染性胃腸炎は少し増えてきました。ノロウイルスなどのウイルス性胃腸炎が少しいます。整腸剤や吐き気止めの漢方薬(五苓散)などを処方しています。水分と塩分をしっかり取りましょう。ポカリの2倍以上塩分の入ったOS-1の飲用をおすすめします。食欲が出てきて下痢が止まるまでは保育園も休ませましょう。
溶連菌感染症
溶連菌感染症は少ないです。のどの痛みに、発熱や発疹を伴います。迅速診断(約5分)が可能です。抗生剤を最低1週間しっかり飲みましょう。腎炎の合併症があるため、治癒後2回尿検査をします。
水痘(水ぼうそう)
水痘(水ぼうそう)は減っています。2回接種したお子さんでもかかることもあります。バルトレックスやゾビラックスという特効薬があり、早めに飲むと軽く済みます。
ヘルパンギーナ
夏風邪の一種で、発熱とのどちんこの周囲に水疱ができ、痛くて食事がとれなくなることがあります。特効薬はありません。
夜尿症
夜尿症の治療も行っています。小学生以上で週に数回以上夜尿がある場合は、恥ずかしがらずに相談してください。暖かくなると、治療の影響も出やすいです。原因として、膀胱機能が悪い場合、夜間尿量が多い場合、それらが混合した場合などがあります。その子にあった治療をしていますので、ご相談してください。夏休みの合宿やお泊まり保育が心配なお子さんは、早めに相談してください。
気管支喘息
気管支喘息の発作の出やすい季節です。当院ではガイドラインにのっとった、発作を予防する治療(抗ロイコトリエン薬と吸入ステロイド)を行っています。調子が良いからといって、勝手に薬をやめないように、予防が大事です。こまめに掃除もしましょう。
起立性調節障害
起立性調節障害の症状で来院されるお子さんがいます。急に立ち上がったり、立ち続けているとフラフラしたり、お風呂上りにめまいがしたり、朝起きが悪いお子さんはこの病気かもしれません。暑くなってくると特に症状がでやすいです。お薬もありますので、ご相談してください。